震災により母屋が半壊判定、蔵も屋根が崩れたりして雨漏りしましたが中に入ってみると柱や梁が太く、しっかり建っていました。居住の奥様はとても悩んでおられました。それならばいっそ、この蔵を家にしましょうと提案。一度、骨組みにし曳家をして移築をしました。新築扱いになりますので、基礎や耐震性能も高めました。

 
 

 同時に断熱強化も行いました。床下エアコン1台での全室暖房です。
天井裏と梁をそのまま生かすため、既存の屋根下地の上に断熱層を設けて施工しました。
 
引き渡し後には、時にフラダンスやアーティストさんを招いてのミニコンサートを開いたりして蔵の家を楽しんでいる様です。
 

 

 
 


 

 

 

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■竣工 / 2015年
■施工 /(株)酒井組
■Q値 / 1.41W/㎡・K
■暖房 / エアコンによる床下蓄熱暖房 (全館暖房)
■断熱仕様/屋根 グラスウール200㎜吹込み
         壁   HGW100+50㎜    
         基礎 押出法PSF3種 75mm
■屋根/瓦
■外壁/下見板・サイディング張り
■内装仕様/床  杉無垢板
         壁   天然壁紙
         天井  シナ合板